童夢の業務上の方針変更など、民主党のマニフェストに比べれば他人に与える影響は皆無と言えますが、かなり状況が変わりつつあるのに言いっぱなしもまずいと思いますので、途中経過も含め、ここで少し現状をお伝えしておきたいと思っています。
●まず、2011年4月11日に予定していた「童夢創業35周年記念パーティ」はほぼ一年間延期して、2012年の4月に開催することになりました。
せっかくの記念パーティですから、ひとつ派手に盛り上げようといろいろ仕掛けを準備しているうちに時間が足りなくなってきたので、少し日程を遅らせようと考えていた矢先、巨大津波が東北地方を襲って、そういう楽しい雰囲気も吹き飛びましたし、現実、被害をこうむられた関係者も少なくありませんから、一年後の日本の力強い復興を期待して、延期することにしました。
●先日、EVスポーツカーを開発すると口走りましたが、現在までに、Teslaを購入してテストしたり、スタイリングや基本設計もある程度までは進んでいました。
詳しくは後述しますが、いろいろ研究を進めるうちに、EVに対しての興味が薄れていったのと、社員から、せっかく童夢の集大成としてのスポーツカーを開発するのに、数台のプロトタイプを製作するだけではもったいないから販売したいという声が上がってきたので、かなり設計が進んではいたのですが、ころっと方針を変更して、市販前提のエンジン車を開発することにしました。
ただし、当初はエンジンを搭載しますが、車体はあくまでも先進的EV用車体として開発し、同時並行的に開発を進めるスポーツカー用EVシステムが完成した暁には、本格的EVスポーツカーとしてデビューさせたいと考えています。
●当初、このEVスポーツカーのプロトタイプを今年の東京モーターショーで発表するとしていましたが、前述した方針変更による日程のずれや、いろいろ計画を進めているうちに、やはり、「童夢−零」デビューの地である「ジュネーブ国際自動車ショー」を発表の場にしたいという思いが高まり、エントリーしていた東京モーターショーをキャンセルして2012年ジュネーブ国際自動車ショーに変更しました。
このジュネーブショーは3月に開催されるので、凱旋帰国後、4月ごろに童夢本社でお披露目するという段取りで、ちょっと、ジュネーブショーに始まりジュネーブショーで終わるという因縁にこだわってみたりしています。
●長期の開発とテストを経て完成の域に達していた、オール・カーボン・コンポジット製の折り畳み式マイクロボートの「Ocean Fry」ですが、自信作の割に、発表から1.5年を経た現在まで、問い合わせと購入希望が数件ずつと、根底から自信喪失するような無反響振りに、これ以上の量産体制に必要な設備投資をする勇気も無く、休止のやむなきに至りました。いやはや本当に、物を売るって難しいものですね。
●こちらは唯一変更なしで計画が進められているのが新社屋の建設です。大きくなったり小さくなったり、場所やレイアウトが変わったりしながらも、来春早々の竣工を目指して作業は続いています。
林 みのる
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