Nov.26.2013
「このたび、株式会社 童夢はStrakka Racing(英)と、LMP2スポーツ・レーシングカーの開発とレース活動に関して提携する事について契約を締結しましたのでお知らせします。」

本質的には童夢はレーシングカー・コンストラクターですから、本来は、優秀なレーシング・チームとタイアップして結果を残していく形が理想だったのですが、なかなか良いパートナーと巡り合えず、ついつい自らがレース活動にまで手をのばすような中途半端な状況が続いてきました。
ルマン用レーシングカーの開発を続けることには大いに興味を持ちつつも、脆弱なレース体制により充分な結果を残せない中途半端な状況には辟易していたので躊躇していたところ、かねてより、童夢製のLMP2でのレース参加を希望していたStrakka Racingとの話し合いが発展し、今後、長期的な展望の元、各々が、レーシングカー・コンストラクターとレーシング・チームという役割を分担しながら、最大の相乗効果を発揮していくことで合意しましたので、先般、契約を締結し、現在、その最初のレーシングカーとなる「童夢S103(LMP2)」を開発中です。

「童夢 S103(LMP2)」は、現在、童夢で設計中ですが、実際の車両の製作は、童夢とStrakka Racingの共同作業として英国を中心に行い、Strakka Racingは、4月18-20日のSilverstone 6時間耐久レースでのデビューを予定しています。

詳しくは以下のStrakka Racingのリリースを参照してください。


STRAKKA

Strakka Racing(英)は、童夢と長期的なパートナーシップを締結しました。

Strakka Racingは、童夢とスポーツカー開発において、長期的なパートナーシップを締結し、コストキャップに収まる新型LMP2耐久レースカー‐Strakka DOME S103の開発、販売、そしてレース活動において、協力体制をとることで合意しました。

最初のStrakka DOME S103はNissan VK45 4.5L LMP2ガソリンエンジンを搭載し、来年のFIA World Endurance Championshipにシリーズ参戦する予定で、現在、選考委員会の承認を待っているところです。

Silverstoneを本拠地とするStrakka Racingは、スポーツカーレースにおいて、輝かしい歴史があり、6年連続でLe Mans 24 時間耐久レースに参戦。2010年にはLMP2 優勝(全体5位は新記録)、2013年にはLMP1プライベーターアワードを受賞しています。2012年にStrakka RacingはFIA World Endurance ChampionshipのLMP1プライベータークラスにおいて第2位、2010年、2011年にはLe Mans シリーズのLMP2クラスでも第2位の結果を残しています。

童夢は1975年に林みのるによって設立され、過去38年に渡り、一流のレーシングカーコンストラクターであり、童夢自らモータースポーツ活動も行っています。
日本の滋賀県米原市を本拠地とし、1979年にLe Mans 24 時間耐久レースに初参戦しました。

童夢の50%スケールの風洞施設(2000年より稼働)、CFD解析能力、軽量化技術などを活用し、Strakka DOME S103は、グリッド上で最も空力的に洗練された先駆者的なLMP2車両の1台となることを約束します。

Strakka Racing チームマネージャー Dan Walmsley:「童夢との新たなパートナーシップは、Strakka Racingの歴史において、エキサイティングで新たらしい段階を意味し、我々とスポーツカーレースとの関係をより一層深めるだろう。
2013年のFIA World Endurance Championshipへの参戦を途中で止めるという難しい決断を経て、WECの開幕戦が5か月後に差迫った中、我々は2014年シーズンの始まりに新たな車両の組み立て、テストに挑戦出来るよう集中している。スケジュールはとても厳しいが、我々、Strakka Racingと童夢は、目標を達成し、速くて、信頼性もある、競争力の高いマシンをデビューさせることを確信している。」
童夢社長 鮒子田 寛:「我々はStrakka Racingとチームを組むことを嬉しく思っています。このパートナーシップにより、我々は最新鋭のS103を製作し、世界中のサーキットでレースすることができます。Strakka RacingのLe Mansにおける結果や、Le Mans SeriesとWorld Endurance Championshipのパフォーマンスも我々の印象に残っており、そこに我々のスポーツカーレースにおける経験が加われば、車両の性能を最大限に引き出すことができるでしょう。我々はStrakka DOME S103が、競争力があって、望ましいコストキャップに収まるLMP2レースカーになることを確信しています。」

Nick Leventis:「Strakka Racingは、スポーツカーレーシングにおいて、成功を収めて来ました。童夢とのパートナーシップはStrakkaチームが世界的なモータースポーツブランドになるために重要かつ当然のステップであると考えます。2013年のWorld Endurance Championshipの残りのシリーズに参戦しないという決断は簡単ではありませんでしたが、WECとACOが理解を示してくれたことに感謝しています。今、目の前の挑戦は我々の未来を見据えており、予定通りStrakka DOME S103の開発が進めば、将来のFIA World Endurance Championshipへの参加を示唆すると確信しています。」

詳細については下記までご連絡ください

Images of Strakka Racing are available copyright free from: http://jakobebrey.com/strakkaracing/

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