Dec.17..2009
ECOL DOME SUPER INSIGHTが(半)完成しました。

INSIGHT

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SUPER INSIGHT







2009年6月25日の本NEWS欄でお伝えしたように「ECOL DOME PROJECT」を進めてきましたが、まるっきり自腹のプロジェクトですから、ついつい後回しになり遅れに遅れています。 それでも、目標としていた第11回 SAMPE JAPAN先端材料技術国際会議・展示会に出展しなければならないので、開会の11/25日に間に合わせるように開発を進め、何とか仮組をして展示にこぎつけました。 SAMPE終了後に本格的に組みつけを進めて、本日、やっと走行試験が開始できる状態になりましたが、撮影のために屋外に置くとかなり派手ないでたちで、テストドライバーのなり手が無いのではと心配するくらいです。 しかし、市販状態より燃費を20%向上させようという目標に向けての改良点はまだまだたくさん残っており、現状では、当初予定の半分くらいの改良が終わったところです。 しかし、全て完成してしまうと、どの部分が効果的であったかの検証がしにくくなるので、段階的に実験を続けながら改良を続けたいと考えています。

軽量化について
純正部品をCFRP部品に置き換える事によって得られる軽量効果は、現状、ホイールを含み-76.2Kgとなりますが、巨大なアンダーパネルの追加によって24.5Kgが重量増となり、トータルとしては-51.7Kgに止まっています。 内装をはじめ、まだまだ軽量化の余地は残されているので、居住性を維持したまま限界までの軽量化を図り、最終的には-150Kg以上(空力追加物等の重量は除く)の軽量化を目指しています。

空力の改善について
燃費向上が主目的のプロジェクトですから空気抵抗の減少を最大限追求していますが、ついでにダウンフォースも大幅に改善されました。走行性能的にはかなり良い方向ですが、今後の開発により、このダウンフォース分を削り取って、より空気抵抗の減少に振り替える事が出来るかもしれません。 40%スケールの風試モデルで開発を続けていますが、現状の改良範囲では、Cdが14%減少、フロント・ダウンフォースが11%増加、リヤ・ダウンフォースが120%増加となっています。 これらの性能向上の約90%はアンダーパネルの効果によるもので、残りはホイールハウスまわりとかホイールカバーとかエンジンルームインテークの最適化によるもので、外形形状に関しては、もっと根本的なところからエコカー用のスタイリングを模索していきたいと考えています。 自発的なプロジェクトのため開発に期限があるわけではありませんが、桜の咲くころには実走行テストで-20%を証明したいと思っています。