BMW LMP V12の改良型シェイクダウンテスト走行
テスト走行に出るBMW LMP V12 |
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「チーム郷」は4月19日、富士スピードウェイにおいて BMW LMP V12 の改良型のシェイクダウンテストを実施しました。あいにくこの日は菅生での
JGTC のテストと重なり、ミシュランタイヤのエンジニアが参加できなかった為に、コンディションに合ったタイヤの供給が受けられず、ラップタイム的に煮詰める段階には至りませんでしたが、モデファイの成果は十分に確認することが出来ました。
テストレポート
まず、午前中の1時間ドライブしたオリジナルマシンをよく知る加藤寛規は、走り出してすぐに格段にレベルアップした走行性能を体感し、ピットインごとに興奮気味にフィーリングを報告。
ドライバーいわく
●「去年と同じギアレシオですよね?ストレートでリミッターが当たってしまう。」
●「シフトアップのポイントが1速分くらい手前に来ている。信じられない。」
●「タイヤのグリップレベルが低いのに安定感はすごくある。」
●「クルマがすごく軽快になった。」
などなど。
途中クラッチに異常が発生し、気をつかいながらの走行だったが、23Lapを走りベストLapは1'21"57を記録した。
加藤のこのような報告をウラづけるデータを紹介すると、オリジナルモデルの昨年の「富士 1000km」レース時の 308km/h だったのに対しモデファイボディは
322km/h を記録、リミッターや風向、 風力を計算に入れると 328/km のポテンシャルを有していると見積もれます。
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