▲ 上から
ムービングベルトマシン
主送風機のディフューザ
主送風機のベーンの強度試験
試作品を用いて強度試験
風管の設置作業も順調 |
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7月10日より組立工程に入った風管の設置も順調に進んでおり、8月5日にはムービング・ベルトの据付も終わりました。建設用のクレーン車と比べて頂くとその大きさがよくわかります。
今後の工程は9月上旬に風洞本体が完成し、下旬には建物の屋根が出来上がる予定です。
■ムービング・ベルトの据付
童夢に取って7作目にあたるムービングベルトマシンは、童夢が数年前に開発・納入した鉄道総合技術研究所モデルや航空宇宙技術研究所モデルを更に熟成改良したもので、偏ヨー角制御やレーシングカーの強力な床下負圧に対応したシステムが採用されています。
ムービング・ベルトの最大高は3750mm (コンクリートの地面より)
■主送風機のディフューザの製作
巨大な送風機のディフューザは、カーボンコンポジットとアルミハニカムコアのサンドイッチ構造によるもので、ちょうどレーシングカ ーのモノコックと同じような作りになっています。ここにも童夢のレーシングカーテクノロジーが生かされています。
このコーンで主送風機のモーターを覆います。
全長(全高)3050mm・直径2100mm
■主送風機のベーンの強度試験
従来スチール製が一般的であった送風機ベーンを、童夢のレーシングカー開発で培われたコンポジット技術を応用し、カーボンファ イバーコンポジット化することに成功しました。これにより8枚のベーン総重量は約75%低減され、加減速時間の短縮や使用電力
の低減に効果が期待されます。写真は試作品を用いた強度試験を実施しているところです。
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