May.1.2003 「スウィーニー・チーム暗礁に乗り上げる」
UK Motorsport Newspaper April 30 2003より



 



スウィーニー・チームの財政難により、ローラのプロジェクトに歯止めがかかる。

ローラ童夢プロジェクトは、シャーシ・マニュファクチャラーのワークスチーム、スウィーニー・レーシングが破産したことにより、暗礁にのりあげることとなった。

チームマネージャーのローリー・ヴィンチー二はローラ童夢シャーシを走らせら れない理由を「資金難」だと説明した。
「スネッタートンの大クラッシュで、かなりお金を使ってしまった。クロフトとノックヒルでのレースは資金がないため走れない。チーム・オーナーであるジョン・スウィーニーは会社を倒産させなければならなくなったので、スウィーニー・レーシングとしての名前ではもうレースできないことになった」 ヴィンチー二はクロフトとノックヒルでダラーラを2台走らせる事になった。
ドライバーはスカラシップクラスのアーネスト・ヴィソとチャンピオンクラスで復帰を果たす、カナダ人ドライバーのビリー・アサーロ。しかしどちらのドライバーも、P1モータースポーツの名前で走ることになる。
資金問題が解決するまで、アダム・キャロルはしばらく走れないことになる。アダムは「状況が全く把握できない。当たり前だが、僕はレースにでたい。しかしこの状況を僕にはどうすることもできない。今のところはテストと開発に専念するしかないのかもしれない」と語る。
このLOLA-童夢 F3は先週Magioneで行われたイタリアF3選手権で2位の座に輝いたばかり。ローラも英国F3選手権で優勝を狙えると楽観的だ。
スポークスマンは「この車は素晴らしい可能性を秘めている。我々は開発を進め、5月25日のシルバーストーンでの復帰をめざしたいと思う」と語る。