Mar.18.2004 株式会社童夢カーボンマジック、米原工業団地へ進出




現在、三島市で営業中の「童夢カーボンマジック」は、このたび、株式会社童夢の風洞実験施設「風流舎」のある米原工業団地に進出することが決定しましたのでお知らせいたします。

株式会社童夢カーボンマジックは2001年の設立以来、着実な業績の向上を果たしてきましたが、現状の設備では生産規模において限界が見えていますので、かねてより新工場建設を検討してきました。いろいろな候補地がありましたが、最終的に最も理想的であった風流舎に隣接した米原工業団地内に建設することにしました。約6800坪の敷地は童夢の関連会社である株式会社アート良幸が取得し、童夢カーボンマジックがこれを賃貸借して社屋を建設することになります。これで米原工業団地内の童夢関連の敷地面積は約8300坪になりますが、第一期としては延べ床面積2100u以上の工場の建設を予定しており、今後の業況の変化に応じて、随時、増設してゆくつもりです。 なお、第一期の新社屋による操業開始は2005年7月を予定しています。

株式会社童夢カーボンマジックは、カーボン・コンポジット製品の研究・開発および設計・試作・開発・製造・販売を一貫して行っていますが、従来、カーボン・コンポジット製品を開発する際の泣き所であった設計に関しては、親会社である童夢との連携作業によって、あらゆる製品に対してレーシングカー並みの高度な開発が可能となっています。また、米原進出後は生産体制も大幅に拡充され、いよいよ、レース関係以外の一般工業品への展開が可能となってきます。カーボン・コンポジット製品は、クオリティの高さは充分に理解されつつも、その開発の難しさや高価なことがネックになって伸び悩んでいるという一面もありますので、逆に見ると、まだまだマーケットは無限であると考えています。技術力がそのまま製品価値となるカーボン・コンポジットは童夢グループにとって最も得意とする分野の仕事です。これからの躍進をご期待下さい。

鞄カ夢カーボンマジック 米原進出計画の概要
場所     滋賀県坂田郡米原町三吉(米原工業団地)
規模     敷地面積 22,500u 延べ床面積 2,100u以上
投資額    1,000,000,000円
操業開始   2005年7月を予定 着工:2005年1月 完成:2005年6月
従業員数   60名程度

株式会社童夢カーボンマジック 概要
本社     静岡県三島市松本107-1
代表取締役  奥 明栄
設立     2001年11月
資本金    30,000,000円
従業員数   35名
事業内容   コンポジット材料に関する調査・研究・開発
       コンポジット製品の調査・企画・設計・試作・開発・
       製造・販売

        株式会社 童夢カーボンマジック米原工場完成予想図