Mar.10.2005 F3ツインリンクもてぎテスト
童夢F107が驚異的なトップタイムをマーク

3月8日と9日、ツインリンクもてぎでF3の合同テストが行われました。
先週末に降った雪のため、コースサイドに白く雪が残る状況ながら、8日は気温が15度Cを超え、絶好のテスト日よりとなりました。
童夢シャーシは、ディフェンディングチャンピオンチームのINGINGから、昨年のフォーミュラトヨタチャンピオンの安岡秀徒とロベルト・ストレイト、戸田レー シングからフォーミュラドリームチャンピオンの高崎保浩、そしてM-TECから武藤英紀が乗り組んで参加しました。
最初から速さを見せつけたのは、武藤の乗るM-TECでした。8日開始早々唯一台、コースレコードに迫る1分46秒台をマークし、好調な仕上がりぶりをアピールしました。
童夢F107の優位は明らかで、バックストレートでは武藤の乗るM-TECのF107が、圧倒的とも言える231km/hをマークしています。
あまりの好調さ故、午後になるとM-TECはタイムアタックを中止して、様々なケースを想定した細かなセットアップに精を出すようになりました。
9日午後になって、各チームはタイヤをソフトに履き替えタイムアタックを開始しましたが、好調なM-TECの武藤は1セット目で1分46秒100までタイムアップしてトップに立ち、2セット目の最後のタイムアタックでは圧倒的な1分45秒 868をマークしました。
9日の午後は、バックストレートで強い横風が吹き、最高速度が228km/hに留まったことから、もし、風がなかったら、童夢F107が驚異的なタイムを記録したことは間違いないという、捕らぬ狸の皮算用を期待する今シーズンの幕開けとなりそうです。