Mar.18.2005 鈴鹿サーキットSuper GT合同テスト
3月14日と15日三重県鈴鹿サーキットにおいてSUPER GTシリーズの合同テストが行われました。

時折雪が舞う生憎の天気となりましたが、来週岡山国際サーキットで開幕するSUPER GTシリーズの、シーズン開幕前最後のテストと言うこともあって、童夢が走らせるTeam HONDA Racingは、No.18のTAKATA童夢NSXとNo.8のARTA NSXが共に参加して、予定したテストメニューのほぼ総てをこなすことが出来ました。
しかし、ラップタイムもさることながら、ストレートスピードが最速のZより、約12km/hも遅く、なかなか厳しい現実が露呈されてきたようです。
2005年NSX-GTは、ここのところ低迷の続く戦果を改善すべく、車体性能の向上をメインテーマとして開発されました。ご存知のように、ダウンフォースとドラッグは天秤のような関係ですから、なかなか、メリットだけつかみ取りというわけには行きません。
そのしわ寄せがスピードに押し付けられているというところですが、反面、コーナリング性能はかなりのレベルで向上しているようですから、プラスマイナスで言えば、かなりの性能向上が達成できたと考えています。
あとは、空気抵抗を切り裂くだけのパワーが備われば、予定通りの無敵状態になるはずです。しかし、自動車レースは科学的なゲームですから、いつまでも大本営発表みたいな事ばかりは言っていられません。やはりこのままでは、またもや厳しいシーズンを迎えることになりそうでね。


No.18 TAKATA童夢NSX    1分54秒699  総合7番手
No.8 ARTA NSX         1分55秒153  総合10番手