Dec.21.2005  2006年度、ルマン24時間レース参加について





 

 


童夢が、久しぶりにワークス体制で挑んだ2005年のルマンですが、久しぶりの大チャンス到来にもかかわらず、風洞実験のデータの解析プログラムの設定ミスから予定の性能を発揮していないのに気づかず、最後までまともな戦いが出来ずに終わってしまいました。
また、思いもかけない車両の不調にうろたえたスタッフの不手際も目立ち、散々な結末となりましたが、めげずに、2006年も「童夢S101-Hbi(ハイブリッド改)」を投入します。
ただし、2005年にがんばり過ぎたおかげで余力が無いことと、2006年は、米原新社屋の立ち上げに忙しくて、とても手が回りそうにありません。
そこで、2006年のルマン・チャレンジは、おなじみのRfH(Racing for Holland)のJan Lammersに全面的に依存することにしました。童夢は、車両を改良して輸送し、フォローするエンジニアを派遣するだけです。その車両開発も想像以上に根深い問題を抱えており、初期予定の性能を回復するための徹底的な改良を行えば、一から新車を開発するに等しい作業となるために、2005年モデルが初期予定の70%の性能だったとすると、それが85%になるであろうと言うレベルの改良しかできませんでした。
苦戦は続くと思いますが、参加しなければ奇跡も起きないという1978年以来の基本的なポリシーに基づき、2006年のルマンも童夢は走ります。

チームや参加体制の詳細は、RFHにお問い合わせください。