Jun.17.2005  「今年のルマンは終わりました」  林 みのる

 

 

 

 


レーシングカー・コンストラクターの仕事は速いレーシングカーを開発することであり、24時間という長丁場をうまく戦って勝利を勝ち取るのはレーシングチームの仕事である。
つまり、我々の仕事の評価は予選順位で決まる。だから、今年のルマンに対しての我々の唯一の目標はポールポジションの獲得であり、それだけを目標にここまで来た。
それなのに、いままでマークもしていなかったペスカロロあたりに先行を許すようでは、大敗と言わざるを得ない。
現場からは「たられば」のオンパレードだが、負けは負け。「たられば」の主役はタイヤだが、タイヤやドライバーの選択も、マシンのアドバンテージを計算に入れての選択であり、当初、余裕をかましていた単なる見込み違いにしか過ぎない。
「四位から優勝を狙う」なんて鈴木レポートのタイトルも、私的には絶対に使ってはならないフレーズで、優勝を狙うなら、当然、ポールポジションに居なくてはならないのは当たり前だろう。
明日からの本番は、我々にとっては文字どうり「後の祭り」だが、それにしても不毛な祭りではあった。