●Racing for Holland童夢S101 7位でフィニッシュ 明け方Jim Gainer童夢S101-Hbがリタイヤした後、歴戦のRfH童夢S101だけが走り続けました。彼らは10位前後を走り続けていましたが、フィニッシュまで2時間の時点でライバル達が次々と脱落したため、7位で5回目のルマン24時間レースをフィニッシュすることとなりました。 RfHは、非常にチャレンジ精神旺盛なレーシングチームです。今年RfHは、金属製のスプリングを持たないハイドロサスペンションをS101に組み合わせてルマンに登場しました。一時のアクティブサスペンションと似たシステムですが、アクティブサスペンションと違って、自らの意志で各輪をコントロールすることは、現在は許されていません。そのため、慎重にテストを繰り返して、最適のセッティングを求めなければなりません。RfHは、ポールリカールやマニクールの各テストに積極的に参加して、開発を試みました。それらのテストでは、一定の成果を得たようですが、ルマン本番に投入したところ、予選初日が雨だったこともあって、充分にセッティングを煮詰めることは出来なかったようです。そこで、予選2日目になると、通常の金属製コイルスプリングとショックアブソーバーを持ったサスペンションに戻されてしまいました。 そのため、セッティンングに苦労したようですが、歴戦のスポーツカーチームだけあって、24時間目には結果を残してくれました。
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