鈴木英紀レポート
Race Report3
昨夜一旦雨は止みましたが、空一面雲に覆われて、何時雨が降り出しても不思議でないような空模様となりました。
気温も低く、決勝レースがスタートする頃になっても8℃しかありません。もちろん路面温度が非常に低いため、主催者は、各ドライバーにコースコンディションを確認させることを目的として、フォーメーションラップを2周行った後、スタートすることを決定しました。
決勝レース直前フリー走行が開始される頃、ポツポツと雨が降り始めました。直ぐに雨は止みましたが、ほとんどのクルマはレインタイヤを装着してスターティンググリッドに着きました。
No.18TAKATA童夢NSXは、フロントタイヤの暖まり難さを考慮して、フロントにソフトの浅溝レインタイヤ、リアにミディアムの浅溝レインタイヤを装着しました。
決勝レースがスタートした時、雨は完全に止んでいましたが、まだ路面が濡れているため、そのまま走行しました。タイヤが暖まりまらないだけでなく、路面が乾いてくると、トレッドが動いて、タイヤがよれてきたため、5周目ピットに入ってスリックタイヤに交換しました。
ところが、10周も走らないうちに、再び雨が降り始めました。雨脚は弱く、しばらくそのまま走り続けましたが、ダンロップコーナー入り口では、何台かがスピンしたり、コースアウトする等、コース上は大混乱に陥っていたため、30周目に2回目のピットインを行って、スリックタイヤから浅溝のレインタイヤに交換しました。
まだレースが半分以上残っているため、長いスティントになることを予想して、ハードの浅溝レインと交換しました。同時にドライバーを小暮卓史から道上龍へ交代して、燃料補給を行ってレースに復帰しました。
ハードの浅溝レインタイヤを履いて走り始めた道上龍は、直ぐにタイヤが暖まらないことを訴えました。道上龍のがんばりが期待されましたが、路面温度が低すぎるようで、いつまで待ってもグリップ不足は解消されません。それどころか、スタートから50周を過ぎる頃になると、急激にタイヤのグリップが失われてきました。
そのため、53周目3回目のピットインを行って、ミディアムの浅溝レインタイヤに交換してレースに復帰しました。結果としてNo.18TAKATA童夢NSXは、2008年最後のレースを14位で終えました。
来年、シリーズチャンピオンを目指して、再び挑戦することとなります。1年間ご声援ありがとうございました。
決勝レース *暫定*
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4 |
No.32 |
EPSON NSX |
66laps |
10 |
No.17 |
REAL NSX |
65laps |
12 |
No.1 |
ARTA NSX |
65laps |
14 |
No.18 |
TAKATA童夢NSX |
64laps |
R |
No.100 |
RAYBRIG NSX |
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