Mar.26.2004 「近況報告」




本日の検査で、一応、退院の許可が出ました。父親の代から懇意にしている病院なので、かなり親身な検査と治療をしていただきましたが、確たる原因が分かりません。
血液もドロドロとまではいきませんし血管も丈夫そうです。担当医は「やはり、こういうお仕事の方は常人の理解を超えたストレスがあるんでしょうね」とおっしゃってましたが、家内と顔を見合わせ「ストレス???」てな感じで、全く心当たりがありません。

現状、歩行時や立ち上がったときにやや平衡感覚に不安感が残りますが、担当医によると、これは脳梗塞によって腫れた脳によって脳幹が圧迫されているからで、もう10日もすれば正常に戻ると言われています。10日後にまだ症状が残っていたら後遺症である可能性が高くなりますが、もし、これが後遺症であっても一般生活には何の支障も無いレベルですから、やっぱり奇跡的な運のよさとしか言いようがありません。入院中の病棟には同じ病気で闘病されている方が大勢いらっしゃるようですが、脳梗塞といえば、手足が動かない、しゃべれないが当たり前の世界ですから、なんか何も障害の無い自分が特別室を占拠していることが気 恥ずかしいという気分です。
これからしばらく自宅での療養となりますが、ベッドに横たわりながら自在に動く手足に感動の毎日です。最後になりましたが、大勢の方にいろいろな形でお見 舞いを頂きありがとうございました。では、今しばらくは自宅でゴロゴロさせていただきます。

林 みのる